金利と利息の違いとは?利息の計算方法をご紹介!

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はじめてキャッシングを利用する方にとって、最初のハードルとなるのが「金利と利息の違いがわからない」というのは、よくある話ではないですか?

はじめてお金を借りる不安もあって、利息の計算方法を調べるのも難しいと感じてしまって、なかなか覚えられないという声もよく聞きます。

しかしそれは、キャッシングを利用する方なら誰もが通る道であり、実はとても簡単な仕組みなので、安心してこのページを最後まで読んで頂ければ幸いです。不安げに宙を見上げる女性


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金利と利息の違いとは?

結論から言うと、金利は利率(%)を表し、利息は借りたお金に発生する追加金額を表します。「〇〇円を借りて△日後に返したら、金利は年18.0%で支払利息は1,479円だったので、返済金額はあわせて××円+1,479円だった」というようになります。

そのため、金利が高ければ利息も高くなって、返済が大変になります。今日では同じ意味で用いている金融機関も多いですが、それぞれを詳しくご説明していきます。

金利とは?

ここでは説明しやすくするために、金利とは、お金を借りることによって生じる手数料の割合のことだと思ってください。(画像は、オリックス銀行カードローンの金利)

個人向け融資を行っている銀行や消費者金融は、無料でお金を貸しているだけではなく、返済してもらう時にこの手数料を払ってもらって、収益を得ているわけです。ただ、利用者によって借りる金額に差がありますので、手数料を一概に「〇〇円」と決めると、少額の借り入れをした利用者に大きな負担となってしまう可能性があります。

そこで、借り入れ金額に対して一定の利率(%)を設けることで、等しく手数料を計算できるようにしています。金利は、借り入れ金額によって上限が法律で定められており、「ヤミ金」等の違法なキャッシングは近年撲滅されつつあります。

利息とは?

利息は、お金を借りることによって生じる支払手数料のことをさします。

それぞれの利用者が借りたそのままの金額を「元金」と呼びます。利用者の方々は、元金に利息が上乗せされた状態で返済をしていき、元金が0になるまで、つまり完済するまで返済を続けるという仕組みになっています。

利息と利子の違いは?

補足になるのですが、利子も利息と同じ意味をもつ言葉です。キャッシングでは利息が使われることが多く、あまり見かける機会はありません。

慣例では、利息は支払う立場、利子は受け取る立場で使い分けられます。ですので、キャッシング利用者の皆さんは「利息」で合っていますね。


利息の計算方法はたった1つ

これまでにご説明した用語で計算方法を表すと、利息は下記の式で計算できます。

  • 元金×金利×借りた日数÷365日

ご覧の通り、利息は「日割りで計算」されています。

具体的な例で説明しましょう。10万円を金利18.0%で借りるとします。数か月にわたって返済を続けるとして、1か月後の期日に返済するときの利息はいくらでしょうか?

正解は先ほども出ていた「1,479円」です。計算式は下記の通りです。

  • 100,000円×18.0%×30日÷365=1,479円

金利の上限は法律で定められているため、利息はおおよそこの程度の金額におさまります。キャッシングを利用されたことがない方の中には、利息が高いという偏見をお持ちの方も少なからずいらっしゃいますが、実際はそこまで高くないので、安心してキャッシングを利用できることかと存じます。

また、元金に対して計算を行うので、毎月返済するごとに利息も徐々に減っていきます。毎月の返済額については、返済方式を選ぶことによって、「毎月一定の金額を返済するか」、「徐々に毎月の返済額を減らしていくか」等の調整をすることもできます。

返済シミュレーションの活用でもっと楽に

プロミス返済シミュレーション
キャッシングを提供している銀行や消費者金融のホームページを見ると、返済のシミュレーションができるようにシミュレーターを用意してくれているページもあります。「計算式覚えてわざわざ出すのが面倒」という方は、プロミス等のシミュレーターを設置しているホームページを利用すると良いですよ。


金利と借入限度額は実のところ密接な関係にある!

結論からいうと、借入限度額が高いほど金利は低くなります。キャッシングでは、「〇%~〇〇%」と表示されているほとんどの金利は、実は限度額によって利率が変動します。

ちなみに金利の上限は利息制限法で決まっており、借入額10万円未満で金利20%まで、100万円未満で18%まで、100万円以上で15%までとなっています。そのため、多くのキャッシングでは金利18.0%が上限となっています。

上記の上限を明らかにこえている、怪しい金融機関は利用しないでください。ヤミ金の可能性がとても高いからです。

100万円未満の借り入れは同じ金利である

三井住友銀行カードローン
一方で限度額に対する金利は、銀行や消費者金融によって決まっています。例えば、三井住友銀行カードローンの金利が「年4.0~14.5%」なのに対して、オリックス銀行カードローンの金利は「年1.7~17.8%」であるように、金融機関によって異なります。

また、ほとんどの場合、金利が低くなるのは限度額が100万円をこえてからです。それまでは、どのキャッシングもその金融機関の上限金利で借りると考えましょう。


まとめ

キャッシングの金利と利息について、下記の通りまとめました。

  • 金利は利率、利息は返済時の追加金額を表す
  • 利息の計算方法は、「元金×金利×借入日数÷365日」
  • 金利の上限は、利息制限法で借入額によって決まっている
  • 100万円未満の借入額では、金利は変わらない。