カードローンの返済が遅延した場合のデメリットは?

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お金に困っている男性

カードローンは毎月の約定返済さえ続ければ、継続的にお金を借り続けることができますが、返済を怠れば大きなデメリットが待っています。
遅延損害金が発生するだけでなく、何度も返済を遅延していると、信用情報の評価が大きく下がるのでご注意ください。
今回はカードローンの返済に遅延した場合のデメリットをご紹介。


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目次

カードローンの返済が遅れると遅延損害金が発生!

カードローンでは、返済に一日遅延したからといって、即座に契約が打ち切られるということはありませんが、遅延損害金というペナルティが発生します。
遅延損害金はレンタルDVDのように、一日遅延するごとに何円と決められているのではなく、金利と同じように一定の割合で毎日増えていく仕組みとなっています。
たとえば、遅延損害金が20.0%と設定されていれば、金利の他に、遅延損害金の利息も発生していくのです。
遅延損害金はちゃんと返済していれば発生しないため、各業者法定金利の上限である20.0%で設定していることが多いです。
返済が遅延している期間は、利息が2倍以上で膨らんでいくと思いましょう。


信用情報の評価にも悪影響

一度の返済の遅延で数日程度なら、信用情報に記録されることはありませんが、返済の遅延が数回続いたり、1カ月など長期間続いたりした場合には、信用情報の評価は大幅に落ちてしまいます。
信用情報とは、これまでの融資に関する情報が記録されたもので、申し込み情報や借入状況などが記録されています。
返済の遅延が目立つ場合には、この信用情報へと記録されることになり、今後のあらゆる信用審査で悪影響を及ぼします
キャッシングやカードローンの審査だけでなく、クレジットカードや住宅ローンの審査にも影響するため、返済には細心の注意を払いましょう。

信用情報の保持期間について

信用情報に記録される情報には保持期間が設けられています。
保持期間は種類によって設定されており、申し込みに関する情報であれば半年間。
個人を識別するための情報や返済情報などは、5年間程度保持されることになっています。
そのため、返済の遅延などが続いた場合でも、5年経てば情報は抹消されます。


3カ月以上遅延するとブラックリストへ!

1カ月や2カ月の遅延でも、返済遅延金をかなり取られて、信用情報の評価も下がるなど大きなデメリットが待っていますが、3カ月以上遅延するとブラックリストに登録されてしまいます。
ブラックリストは、信用情報に金融事故情報が登録された状態を指し、ブラックリストに登録されていると、あらゆる審査に通ることができません。
また、返済の遅延でブラックリストに登録された場合には、完済するまで情報の保持期間に移行することはなく、ずっとブラックリストに登録されたままです。
返済が不可能になった際は、踏み倒しをするのではなく、弁護士などに相談して債務整理を行いましょう。
債務整理をしてもブラックリストには登録されますが、保持期間を過ぎると信用情報はクリーンになります。


返済が厳しくなったときの対処法

給料日前で今月だけ返済日に支払いが出来ないという場合には、業者へと連絡してみるといいでしょう。
大抵の業者であれば、新しく約束日を設けてくれて、約束日までに返済すれば信用情報に傷がつくこともありません。
逆に返済が遅れた際に、業者と連絡をとらなければ、マイナスな信用情報が登録される場合があるため注意が必要です。
収入がなくなったなどで、長期的に返済が難しくなった際にも、ひとまず業者へと連絡しましょう。
明確な返済プランを計画すれば、長期的に返済を待ってくれる可能性もあります。
また、事前に業者と相談しておけば、債務整理の交渉もスムーズに進む可能性が高いので、まずは相談してみることをおすすめします。